読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

政男兵記―私の前世は日本兵―

日本兵だった前世の記憶を掘り起こし、かつての人生を思い出していくブログ。

一般市民時代の政男さん

 戦場での記憶を掘り起こそうとするとパニックに陥るので、別の記憶を掘り起こしてみることに。
 政男さんが兵隊になる前は、一体どんな生活を送っていたのか。
 それが、ほんの少しだけど見えてきた……。
 
 
 ◇ ◇ ◇
 
 
 政男さんが兵隊になる前、つまり一般市民時代はどんな生活を送っていたのか。
 その記憶が、だいぶ……というかほんの少しだけですが見えてきました。
 わかっていることだけを書いていきます。
 
 兵隊になる前の記憶は今のところ、幼い政男さんが母に手を繋がれて街中を歩く記憶だけです。学校生活、自宅での過ごし方などはまだ不明です。
 ただ、政男さんの家族関係はなんとなくわかってきました。
 
 政男さんの幼少期を意識する時、必ずお母さんの姿が見えたり気配を感じたりします。
 しかし、お父さんの姿や記憶はほとんど見えません。
 そしてつい最近、政男さん宅と思われる和室(居間)の隅に仏壇が置かれていて、丁度天井と壁の中間辺りに父とおぼしき男性の白黒写真が壁かけされているのが見えました。
 比較的若いお父さんです。前髪辺りがVの字で凛々しいお顔でした。
 おそらく父は既に病気か事故か或いは戦死かで亡くなっていて、政男さんは母子家庭だったのでしょう。
 
 そして、女手一つで政男さんを育てた母のことを意識してみると、とても重苦しい気持ちになるのです。
 母が重たい。感謝はしているけど、毎日毎日母に束縛されているようで辛い。
 そんな気持ちです。
 
 母子家庭ゆえに、色々と負担になることが多々あったのでしょう。
 そういえば、近所の友達と遊ぶ記憶はほとんど見えませんね。
 少しだけ見える日常のイメージは、和室のちゃぶ台の上に白紙かノートを広げて何かを書いている映像。視点が低いので、幼い政男さんが勉強をしている記憶でしょうか。寂しい、虚しい、という気持ちが伝わってきます。
 
 一人で稼ぐ母を支えるために、政男さんは幼い頃から友達と遊ぶ時間、一人だけの時間をほとんど削ってお家のお手伝いをしていたのでしょう。
 遊び盛りの時期を全て母の手伝いに費やしていた政男さんは、母に対して冷たい、重たい、なんで俺だけ……みたいな気持ちを抱いて毎日を過ごしていたようです。
 可哀想です。
 
 そして、政男さんは小さい頃からずーっとこう思っていたようです。
 
 ――俺はこのまま、一生母の歯車となり、就職後もずっと母を養うために働かなきゃいけないのか。俺は自分の人生を一生生きられないのか。そんなの嫌だ。
 
 自分の人生を歩みたい。
 自分らしく生きたい。
 けれど、母子家庭ゆえにそれがなかなか実現できない。
 大人になっても、きっと家庭の稼ぎを増やすために働き続けなきゃいけないんだろうな……。
 そんなの嫌だ。
 
 政男さんのそんな気持ちを思うと、私までお先真っ暗な気持ちになります。
 今の私には両親もいて兄弟もいてとても恵まれているのですが、昔の私は母子家庭でずっと独りだったんですね。想像もつきません。
 
 そういえば出征時の記憶には、祖国にいる母を思う気持ちはほとんど伝わってきませんね。
 むしろ、ほっとしたような気持ちが込み上げてきます。ようやく母から離れられた……というような気持ちです。
 将来の働き手となる息子が兵隊になってしまったことは、お母さんにとっては絶望的だったに違いありませんが。
 
 政男さんが兵隊になった訳は、母から逃亡するために志願したのか、或いは徴兵令だったのか。でも、志願なら母が絶対許すわけないと思いますしねぇ。どうなんでしょう。
 政男さんが兵隊になった理由が志願なのか徴兵令なのかわかりませんが、いずれにせよ政男さんは兵役にあまり絶望を感じていないようです。
 でも、戦場での出来事はトラウマになるほど酷かったようで……(当然かな)
 
 戦争映画ではよく、兵隊になるとは凄く絶望的で悲しいことなんだよ、という風に語られますが政男さんはそうじゃないようです。
 兵隊になってほっとする変わり者もいたようです。
 
 まだまだ一般市民時代の記憶は少ないですが、これからも掘り起こしておこうと思います。
 なかなか過去世の記憶や感情を察知するのは難関なので(調子が良ければ大量発掘もありますが)、もし発掘できなかった場合は政男モードになった時のエピソードでも綴りますね。
 
 次回に続きます。




↓ポチッとしてください。励みになります!↓
にほんブログ村 哲学・思想ブログ スピリチュアル・精神世界へ
にほんブログ村

にほんブログ村 哲学・思想ブログ 前世・来世へ
にほんブログ村