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政男兵記―私の前世は日本兵―

日本兵だった前世の記憶を掘り起こし、かつての人生を思い出していくブログ。

懐かしの支那、支那人。

 支那
 支那人
 今では差別用語ですが、日本兵 政男さんの時代ではごく当たり前の呼び名だったらしいです。
 いつも彼は、中国人のことを《支那人》と呼びます。
 この前、地下鉄で中国人たちが話しているのを見て、私は「支那人、やかましいぞ」と政男モードで(心の中で)愚痴ってしまいました(笑)
 実際に言ったらヘイト発言になるんでしょうね。時代は変わったのですね。
 
 そんな差別用語である支那支那人という言葉に、私は最近とても親しみや懐かしさを感じるのです。
 支那支那人と心の中で発音すると、必ずといっていいほど脳内に広大な田畑が浮かんできて、「懐かしい風景だ」と思えて心安らぐのです。
 政男さんが支那について何かを思い出す時も、いつも田畑が浮かびます。政男さんは支那に行った時、この田舎の風景を気にいったのでしょうか。
 彼がこの田畑を好んでいた気持ちが、私にも有々と伝わってきます。
 
 政男さんは支那の田畑についてこう言います。
 
 ――どこへ行っても田んぼ、畑。
 ――どこへ行っても満天の空。
 ――どこへ行っても死ぬほど臭い肥料臭。
 ――どこへ行っても容赦なく照りつける糞暑い日光。
 ――見渡す限りの避暑なき田畑地獄。
 ――支那の田舎はどこまでいっても無限に田畑、田畑、田畑が続く……。
 ――このまま永遠に目的地へたどり着けないかもしれない、という謎の不安に駆られる。
 
 まぁ、中国の領土は馬鹿にデカイですからね(笑) 北海道全面が田畑みたいなもんだったんでしょうな。
 進軍する時、面積が広すぎてほんと大変だったでしょうね。お疲れ様でした。
 
 そして最近、中国・中国人に対して抱いていた印象も徐々に変わってきたのです。
 
 前まで私は、中国に対して《汚い》《怖い》というイメージを抱いていました。
 赤潮や工場廃棄物で川が酷く汚れたり、有害物質PM25が空気中を漂うなど極度の環境汚染、想像を絶する闇社会など、色々と恐ろしいものが蔓延するそんな中国。
 絶対、中国だけには行きたくない。治安最悪だし、ご飯はゴキブリやダンボールが入っている可能性があって危険だし、トイレはウワァ(失笑)だし、絶対行きたくない!
 
 でも政男さんが中国へ出征したことを知ってから、なぜか中国・中国人への見方が変わっていったのです。
 
 政男モードになって中国について考える時、確かに汚くて濃厚な闇を感じさせる国だと思えるのですが、それ+懐かしさや親しみ、冒険心を覚えます。
 政男さんが初めて足を踏み入れた海外国、それが支那(中国)。
 ここが海外かぁ、という新鮮な気持ち、驚きが私にも伝わってきました。
 そして、中国は政男さんが若くして戦死した場所でもあるらしいです。彼が中国のどこで、どんな最後を辿ったのかはまだわかっていません。
 
 初めて訪れた他所の国、魅せられた田畑、そして戦死――様々な思いと様々な出来事が詰まった支那、だから私は中国に心ひかれるようになったのでしょうか。
 
 そして中国人にも、私は謎の懐かしさと親しみを覚えるようになりました。
 中国人に対して、どこでもうるさい声で話して、物を散らかして、汚くてマナーの悪い人たち、というイメージがあります。。
 しかし最近になって、かつて何度も見た懐かしの人種、というイメージも同時に重なるようになりました。政男さんの影響ですね、これは。
 中国人を見ると、「やぁ、支那人お久」みたいなフレンドリーな気持ちになるんですよね。仲良くする気はあまりないですが(笑)
 
 政男さんは支那人に対してこう言います。
 
 ――奴ら支那人は貧しくて見た目も薄汚く、そのせいか野蛮で卑しい人間どもに見える。まさに土人という言葉がよく似合う連中だった。
 ――でも奴らは、どこか素朴で自分の感情に真っ直ぐで、気が強い感じがする。
 ――俺、いや日本人にはなかったものが、奴らにはあったような気がする。だから俺にとって、支那人は卑しくも魅力的な人種に見えた。
 ――80年経った今、奴らは時代の大波にさらわれていったかつての旧敵となってしまった。
 ――俺たちと戦った支那の兵士共も、もうほとんど90か100のじじい、或いはあの世へ行ってしまった。
 ――仲間も旧敵も、みんなもうこの世にいないんだ。
 ――まさに国破れて山河ありって感じだ。
 ――正直、凄く寂しい。
 
 彼がこう語る時、切なさと寂しさに駆られて涙が込み上げます。
 
 政男さんは中国軍兵士のことを考える時、「あの時は色々世話になったな、とかつての敵と昔話ができないのが悔しい」とよく言います。
 政男さんは、敵兵に憎しみはないそうです。
 それもそうか。
 兵士さんたちは、お互い憎しみ合って殺したのではなく、お国の命令で殺せと言われてドンパチしたんですもんね。
 政男さんが今も生きていたならかつての敵兵たちに出会えた可能性はあったかもしれませんが、生憎別人の女(私)に転生してしまいましたからねぇ。
 
 天国で仲間や敵兵に会えたんじゃないの? と聞いてみましたが、どうやら彼は全く覚えてないようで。天国での記憶は転生時に消されるのでしょうか?
 とにかく彼は、敵だった志那人も味方の皆も、もうほとんどこの世にいなくて寂しい、と私の体を使って涙することが多いです。
 なんか、可哀想なことをしてしまった気分です。
 
 以上で今回の記事は終了です。
 
 また政男さんの過去について何かわかったことがあったら、記事にしますね。


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